RPG作品の中でも圧倒的自由度を誇るといわれるThe Elder Scrolls V Skyrim（スカイリム）のご紹介です！2011年12月8日に発売され、発売直後はほぼ完売状態。（2012.02.14時点のプレスリリースでは売上1000万本を突破している。）遅ればせながら遊んでみたもの予想以上のヒット作だったので記事に取り上げました。
海外メーカーが送るドラゴン・魔法・剣による生っ粋のファンタジーゲーム
The Elder Scrollsシリーズは1994年にMS-DOS（懐かしすぎる・・）で第一作目が登場。Playstation1で３Dポリゴンが出始める前から３Dマップ／1人称視点のゲーム開発に着手し、シリーズを重ねるごとにグラフィックとダイナミックな動きに磨きがかけられ最新作のスカイリムでは生々しささえ感じるほど。
【Watch！】緻密でありながら広大な世界を作り上げている
The Elder Scrollsシリーズは熱狂的なファンが多く、MOD制作（グラフィックなどを改造する）されキャラクターメイクをユーザーが独自に行ったり、サブストーリーが作られることさえあった。
それだけプレイヤーを魅了しているのはファンタジーの世界を緻密に表現しつつも、同時にシームレスなオープンワールド（建物内部を除き全ての世界が繋がっている）をいち早く構築し広大な世界観を作り出しているところにある。その評価は日本のRPG製作メーカーの最高峰、スクエアエニックスに「スカイリムのようなゲームを生み出せないことが悔しい。」と言わせるほど。
異様なまでに現実感を感じさせる種族の面貌
スカイリムの世界では10種族が存在し、種族間の対立、宗教的な背景、権力組織の派閥などが細かく設定されている。プレイヤーはこの種族の中から選択し、一人の住人となる。
それぞれの種族は後に紹介するスキルに関し多少得手不得手があるものの、成長のさせ方や武器や防具の組み合わせなどの方がステータスに大きく影響するため種族差はあまりない印象。ゲーム中の遊び方でどうとでも変化する。
【Watch！】他に類がない自由度の高さ
ゲーム開始直後、突然ドラゴンに襲われ逃走するところから始まる。最初は仲間もおらずスタート地点からすぐに生き方の選択をプレイヤー自身に委ねられる。一緒に脱出したキャラクターに付いて行くのもよし、最寄の村で村人となり質実剛健に生活するのも良し、生き残るために他者から強奪、あるいは罪もない人に手を掛けることさえ出来てしまう。
【Watch！】他のRPGではないスキル
| 戦士系 | 魔法系 | 盗賊系 |
| 片手武器 （One-Handed） | 破壊 （Destruction） | 軽装 （Light Armor） |
| 両手武器 （Two-Handed） | 回復 （Restoration） | 隠密 （Sneak） |
| 弓術 （Archery） | 変性 （Alteration） | 開錠 （Lockpicking） |
| 重装 （Heavy Armor） | 幻惑 （Illusion） | スリ （Pickpocket） |
| 防御 （Block） | 召喚 （Conjuration） | 話術 （Speech） |
| 鍛冶 （Smithing） | 付呪 （Enchanting） | 錬金術 （Alchemy） |
攻撃、防御、強化に関係するスキルは名称から想像が付くが、隠密・開錠・スリ・話術などが特徴的。露骨に生き残るためには手段を選ばない選択肢も選べるような仕様にしているところがすごい・・・
レベルが上がるごとにポイントが付与され、それをスキルに割り振ることができるのだが、レベルが最大まで上がったとしても全てのスキルを習得することはできない。単純に一つの能力に特化すると後半辛くなるため、序盤に極端なレベル上げを行わず、自分のプレイスタイルや目的が見えてくるまで世界を巡るのがコツだ。
全体を通じて
道なき道を旅していると熊と遭遇し即殺されたり、どこからともなく暗殺者が忍び寄ってきて殺されかけたり、敵かと思ったらふつうの旅人でヒヤリとしたりなど広大なマップを歩いているだけでも面白い。他のRPGだとマップ移動がだるく感じることがしばしばあるが、スカイリムに関していえばそれはない。
またゲームに自由度があるとはいえ本筋のストーリーもちゃんと存在し、それがかなり面白い。ストーリーを進めるごとに自分の中でスカイリムの世界観が広がっていき、最初は断片的だった情報がうまい具合に繋がっていく。世界に引き込まれていくためより知りたいという欲求からサブクエストを片っ端からやりたくなる。最近のRPGに飽きたという方におススメする。
